DeNoise AIを試してみました。

以前から撮影した写真は基本的にRAW形式で保存して、Lightroomで現像&ファイル管理をしています。
OM-1にマウント変更をしてから、RAWとJPEGで保存しその画像を比較すると、JPEGの方がノイズ除去がされていて綺麗な仕上がりでした。
上の写真は、左側がRAWファイル(ノイズ除去未処理)で右側がJPEGです。
ノイズもほどよく除去されていて、ディティールもうまく残されている感じです。自分でRAWファイルからノイズを除去して同じレベルの画質にするのは無理そうです。

ただ、JPEGファイルではファイルサイズを縮小するために非可逆式圧縮がかかっているため、現像ソフトでさらに調整することには向きません。
オリンパスではユーザーにOM Workspaceという無料の画像現像&管理ソフトを提供しています。このソフトではプラグインのような追加機能で、AIノイズリダクションというものを使用してカメラが出力するJPEGのようにノイズ除去が出来るようです。(実際に使用していないのでどの程度なのか不明ですが..)

しかし、私が使用しているiMac (27-inch, Late 2012)では、残念ながらAIノイズリダクションはスペックが足らず利用することが出来ませんでした。
PCが古すぎるので、そろそろ買い換えた方が良いのですが、今年は車を買い替えたりなど出費がかさんでいるのでしばらくは無理そうです。
また、Lightroomはサクサクとはいきませんが、普通に現像や画像の管理を行うことが出来ています。

そのため、何かノイズ除去する方法がないかと思いネットで探してみると、DeNoise AIというものを見つけました。
実は以前にこのソフトがなかなか良いということは聞いたことがあったのですが、別のノイズ除去ソフトを試したらLightroomでも同じレベルでできるものだったので、同じような感じかと思っていました。
また、フルサイズのα9をメインで使用していたので、必要性も低かったこともあります。

物は試しでDeNoise AIを使用して、びっくり。かなり綺麗にノイズを除去してくれてディティールもあまり損なわれることがありません。
上の写真は左側がOM-1のJPEGで、右側がRAWからDeNoise AIでノイズ除去したものです。
OM-1が作るJPEGと同じかそれ以上にノイズを除去してくれます。背景部分などはかなりツルツルですね。

また、ノイズ除去された画像はTIFFファイルで保存が出来るため、ノイズ除去後にLightroomで調整もかなり出来そうです。

上の写真は以前にα7R4で撮影したコミミズクの写真です。夕方でかなり暗くなってきた時間でしたのでノイズが出てくるぐらいISO感度を上げていました。
ノイズ除去を行うと被写体も少しくっきりとしてきます。DeNoise AIはノイズ除去後にシャープネスもある程度調整してかけることが出来ます。

こちらは、α7R4で撮影してかなりトリミングをした写真です。下の写真がトリミング前の元のサイズです。
高解像度のフルサイズカメラを使用して、大幅にトリミングした後などもノイズが出てくる場合があるので、そんな時も利用できるかと思います。
この写真はあえてここまでトリミングしていますが..。

こちらも数年前に撮影したサンコウチョウの写真です。ここの場所はかなり暗い場所でしたのでα9でもISO感度を上げたため、ノイズが出ていました。
ノイズ除去するとかなりスッキリしますね。

マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいため、あまりISO感度を上げたくありませんが、後処理でDeNoise AIを使用することを想定すれば、もう少しISO感度を上げて撮影ができるのではないかと思います。

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趣味で撮影した写真を掲載している個人ブログです。
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